令和6年度卒業式

同窓会藤栄会 会長 祝辞

只今ご紹介ただきました同窓会長の岡部でございます。同窓会を代表いたしましてお祝いの言葉を述べさせていただきます。

暖かな日差しの中に春の足音が聞こえてくるこの良き日に卒業生の皆さん、今日の門出を心からお喜び申し上げます。また、ご臨席の保護者の皆様には心よりお祝いを申し上げます。誠におめでとうございます。さらに入学から今日まで親身になって御指導いただきました学長先生ならびに諸先生方のご功労に対し、改めて敬意を表したいと存じます。

皆さんは今大学で学ぶべき課程をすべて済ませました。学問をしっかりと修めました。修ぎょうに修業と修行の違いがあります。修業の意味は「学問を学び、身につけること」です。修には「おさめる。まなぶ。」という意味。「業」には「学問。技芸」という意味があります。修業には一応の卒業もありますが、修行には卒行はありません。「修行」は学問・技芸などを磨くために努力して自己を鍛えることを意味します。これから新しい世界と直面し、足りない自分と向き合うかもしれません。むしろ深まるほどに足りない自分に気づき無窮の精進をするのです。これからの努力も、忍耐も、結果としては「すばらしい経験」となって、皆さんの中に蓄積されていくことと思います。例えば、人が物事を判断する時、知識だけではなく「経験」が非常に重要な役割を果たします。

これまでの学校生活で学んできたことが「知識」だとすると、これから先の人生で培う「修行」が皆さんを格段に豊かな人間にしてくれます。 こんな時代だからこそ、どうか皆さん、恐れず、ひるまず、前向きにチャレンジしてください。努力は自分のエネルギーです。人間は時に目の前のことの大変さとか小さな成功や失敗に右往左往し、ゴールを忘れがちです。常にゴールに向かって、自信をもって、明るい未来を切り開いてください。

卒業生の皆さんのご健康と、ご活躍、ご多幸を祈念し、祝辞といたします。

令和7年3月20日
東京女子体育大学・東京女子体育短期大学
同窓会藤栄会会長 岡部和子

入会式あいさつ

夢と希望を胸に巣立つ皆さまご卒業おめでとうございます。歴史と伝統のある藤村学園で学んだこと経験を財産として責任と自覚をもって社会の中で精一杯実力を発揮してください。

皆さんは今日から同窓会藤栄会の一員となられました。二年間または四年間で出会った仲間を大切にし強い心柔軟な心を持ち心折れずに前に進んでください。

私といたしましては同窓会のことも是非忘れずに母校を気軽に訪ねてきてくださることを期待しております。12号館2階に素晴らしいコミュニケーションの場があります。有効活用していただきながら会員同士の絆を深めていってほしいと思います。長い120年の学校史の中で多くの先輩たちで構成する同窓生は、皆さんの応援団でもあります。ぜひ、同窓会活動にも主体的に参加して、「失敗」や「成功」を語り合い、学びあい、支えあって豊かな人生を築こうではありませんか。

最後に、皆さんは、それぞれ進む道は異なっていますが、常に物事を前向きに捉えた積極的な人生を歩んでください。そこで皆様にホームページを是非、積極的にご覧いただき、新たな動きを把握していただくとともに建設的なご意見をお寄せいただきますことで、同窓会の発展に繋がりますことを願っております。

皆さんの活躍を期待しています。これからを担う若い力に期待しています。 私たちと共に活動してくださることを心より願っています。

令和6年3月20日